Kobe Central
catholic church
(ポポン エマニュエル神父)
自分を失いそうな忙しい毎日の中にこそ、心の中に響く神様の声を聞くことは欠かせないことです。
黙想をすることによってその声に聞く準備をします。
黙想は、いつでもどこでもできますが、自分にふさわしい場所と時間帯をできるだけ選びましょう。
時間は無駄にせず、黙想のために割かなければなりません。
暇な時に黙想をするのではなく、自分が選んだ時間を使うのが望ましいのです。
できるだけ場所も選びましょう。落ち着くことができる場所がおすすめです。
場所と時間が決まったら、黙想に入る準備をします。
黙想の時間を神様に向かって過ごすために、黙想の間は人里離れた所にいることを想像します。
電話の通信機能を排します。それも黙想に欠かせない準備です。
場所と始める時間が決まったら、終わる時間をも決めましょう。
例えば45分間と決めたらその黙想を最後まで守りましょう。
黙想の時間になったら、自分のことを考えないように、自分のすべてを神様に委ねます。
最初は心を落ち着かせましょう。
いろんな考えを認識しながら、少しずつ自分から神様と向き合います。
すべての考えを神様に委ね、そしてイエスが祈っていたように、祈りましょう。
「父よ、わたしのすべてをあなたに委ねます。わたしの中にあなたの望んでいることが実現されますように。」
最後に神様への信頼を表す祈りを行います。心が落ち着くまで繰り返しても良いでしょう。
「父よ、あなた息吹はわたしを命の道へ導いてくださいます。父よ、わたしはあなたを信じます」
心が平和になったら聖書の箇所をゆっくり読みます。
読むというより言葉を聞くのです。
つまり、一人で読んでいても誰かに読んでもらっているように、自分で自分に読むのです。
これで読むことと聞くことができます。
言葉を聞くことに集中しましょう。言葉の意味が完全に分からなくても構いません。
黙想は勉強する時間と違って、感じる時間なのです。この時、相手となる神様を意識します。
読み始めたら、そこに描かれているシーンに自分も参加していることを想像します。
特にどんな人物がいて、誰が何をするかを想像します。
読んだこと、想像したことに対して自分自身どう感じるのかを感じることが大事です。
読んだ言葉は自分の中に響きます。心を動かされます。
心がどう動かされたか、何を感じたかを味わいます。
感じることによって神様はわたしを平和に導いてくださいます。
神様の息吹と信じ、その導きについていきましょう。
もし、導きが感じられなければ、最後までそれを待ちます。
黙想は神様に委ねた時間であるので、いつもの我がままと違い、無償に受け入れる時間です。
神様を素直に、無償に待つ時間なのです。
黙想する時に脱線しそうになったら、心を落ち着かせる祈りを、心を込めてゆっくり繰り返します。
神様との時間を、あとで読み返せるように、瞑想の中で考えたこと、感じたことをそのままノートに書き起こしましょう。
(左にスライドさせてください)
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例えば貴方が疲れている時や、悲しい時、救いがほしい時に「疲れた」や「悲しい」「救い」などの単語を入れてみましょう。
きっと今の貴方にぴったりな神父メッセージが見つかります。
(単語のみの検索になります)
もちろんポジティブな言葉や、聖書の言葉、興味のある言葉も入れてみてください。
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