2025年の聖年のテーマは「希望の巡礼者」です。
教皇フランシスコは、2025 年聖年布告大勅書『希望は欺かない』 (SpesNonConfundit)の中で、聖年巡礼の意義を次のように述べておられます。
「すべての聖年行事の基本的な要素は巡礼です。伝統的に、巡礼の旅に出る ことは、人生の意味を追求することと結びついていました。私たちは、国から 国へ、都市から都市へとめぐり歩きながら、様々な事物や芸術作品に触れ、そ れぞれに異なる体験や文化の持つ豊かさを、得難い宝物として学び取ります。 また、祈りの中でその美しさを神に奉献し、神が成し遂げた驚くべき事柄に感 謝するようになります。」
教皇さまの言葉に励まされて、私も巡礼を考えてみました。それ が三回にわたる『希望の韓国聖地巡礼』です。
日本の信者さんと一緒に、韓国の各地にある殉教地を訪ねる、聖年の巡礼 です。
まず最初は釜山周辺の殉教記念地、続いて済州島、そして最後はソウル周 辺を訪ねてみよう、という計画です。
これまで韓国の殉教地を訪ねるツア〡はなかったのではないでしょうか?
今回は、韓国の殉教地を訪ねてみたいと思っておられた数人の信者の方々 といっしょに、プランをいろいろ練ってみました。私も、実際に下見に行って きました。
来月には説明会を開く予定で、いま、案内の小冊子を作っている ところです。
少しでも多くの方が、韓国のカトリック殉教地を訪ねて下さればいいなと 希望しています。皆さまのご参加をお待ちしています。
『平和旬間』
聖ヨハネ·パウロ2世教皇の日本訪問の後、広島の原爆投下の8月6日から8月15日の終戦日までの10日間、平和の真の意味を考え、その具体的な実践 の努力を呼びかける「平和旬間」が実施されています。
住吉教会ではこれまで、世界地図の戦争中の国にステッカ〡を貼って祈っ たり、地球儀のまわりに各家庭のマリア像を持ち寄って置いて、世界平和のため
にロザリオの祈りを捧げたりしてきました。来月9月からは、教会学校の子供 たちが、秋田の教会から届いた祈りの本で一緒に祈る予定です。
いつも豊かに与えてくださる神さま、本当にありがとうございます。